母乳・乳房について 〜 粉ミルク

乳房の張る原因
1856年、アメリカ人ゲイル・ボーデンが発明したもので、1917年、和光堂が育児用粉ミルク(キノール)を発売しています。

担当:柳澤 かおる

 

はじめに
粉ミルクに関して特筆すべきは、戦後の社会の急変である。1945年(敗戦の年)出生率は激減、明治以来最高の乳児死亡率となったことです。母乳不足の母親が激増して牛乳も不足することになり、やぎ乳での栄養の研究までされています。
1949年、厚生省(厚生労働省)が全国赤ちゃんコンクールを開始、粉ミルクで大きく赤ちゃんを育てることがはやりだしました。
   

ミルクの普及
今の祖母世代(60歳代〜70歳代)には、粉ミルクで新生児を大きく育てることに、夢中になった人も多いはずです。
1951年には育児用粉ミルクの規格が決まり、メーカー各社の大量生産、宣伝合戦が始まりました。1973年には粉ミルクの生産量が9万トンを越す記録をだしています。
第3世界への食糧援助、医療制度に食い込んで粉ミルクメーカーが販売し続け、多くの新生児が死亡している現実もあり、WHOが粉ミルクメーカーの行き過ぎた販売活動をやめさせる措置をとるべきという勧告が決議されるまでとなりました。同時に母乳育児の推奨をはじめました。
  

世界の目覚め
1975年、WHOの決議を受けて、厚生省は母乳育児運動の基準を発表しました。
1979年、ジョン・ケネルは著書「母と子のきずな」で母子相互作用を提唱。母子接触、授乳の重要性を力説しました。
1981年、WHOで粉ミルクや哺乳ビンの販売に関する国際基準が採択されました。

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 粉ミルクや哺乳ビン、乳首の広告をしない。保健・医療施設で無料サンプルを配ったり、販売したりしない。ラベルに人工栄養の危険性について表示する。など
 しかしこの時日本代表は棄権しています。
1982年、粉ミルクの表示内容が決められました。

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 乳児にとって母乳が最高である旨の表記。医師、栄養士などの相談・指導を得て使用することが適切である旨の表記。など
1989年、WHOとユニセフが、「母乳育児を成功させるための10か条」を作成しました。
1991年、WHOとユニセフで、「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」の認定を開始しました。
日本の国立岡山医療センターが世界第1に認定されました。

  


 
   
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