退院後の過ごし方 母乳について

退院後の過ごし方 
赤ちゃんが母乳になれ、順調に母乳保育ができるまでに3ヶ月ぐらいはかかります。
あせることなく、ゆっくりとおっぱいをあげてください。

ご注意

ここに書いてあることは一般的なことです。当たり前のことですが一人ひとりみんな違います。
特に母乳はお母さんだけが頑張っても、お子さんが飲んでくれなければ成立しないのです。
困ったこと、分からないことはお気軽におたずねください。

おっぱいが痛くなったり、乳首が切れたとき、急に38度以上の熱が出たときは、すぐに連絡してください。

担当:大谷 理恵

量と時間
● 母乳不足を訴える人のほとんどが、「3時間あかない」といわれます。確かに3時間あかないと母乳不足とかいてある文献もあります。また、よく泣くために足りないと感じる方も多いようです。

● 赤ちゃんの胃袋の大きさは、だいたい足の大きさだといわれています。それぐらいの胃袋にはたして、どれぐらいのおっぱいが入るでしょうか? だいたい80〜100ccといわれています。

● また、おっぱいはミルクの1/3しか脂肪の大きさがありません。そのためミルクよりも早くお腹がすいてしまいます。飲む量というのは毎回違いますから、時には30分でお腹がすいてしまうこともあるのです。

● まずは、泣いたらあげるようにしてください。母乳が足りているか心配な人ほど回数を多く吸わせることをお勧めします。
逆に、たくさん出て赤ちゃんも飲んでいるのに泣く場合は、飲みすぎを考えてください。お腹が苦しくて泣いている場合もあるのです。

● よく吐く、たて抱きやうつ伏せにすると泣き止む赤ちゃんは、飲みすぎている場合が多いです。飲ませる時間を短くしてみてください。意外におとなしくなることがあります。

● 夜中の授乳はおっぱいの分泌を促します。慣れるまで大変かもしれませんが、夜中1〜2回は授乳をするとおっぱいが出るようになります。

● 体重の増加が心配なとき、ミルクを足した方が良いのではと思ったときは、相談してください。

痛み・張り
● おっぱい全体または一部が硬くなって、飲んでもらってもすっきりしないことがおこります。そんなときにはつまっている心配がありますので、すぐ相談してください。

● おっぱいがつくられる量が多くて硬くなっている場合は、乳房にシップをして冷やします。 → シップの作り方

● おっぱいは冷やしますが、腰から下は良く温めてください。血液の流れをよくすることによって、張りが取れてきます。

● 乳首が切れたり、乳首に白い水ぶくれのようなものができているときも、すぐ相談してください。

お母さんの食事
● おっぱいはお母さんの血液です。血液が悪くなるとおっぱいの味が悪くなったり、おっぱいの出が悪くなります。

● 体を冷やす食品はなるべく避けるようにしましょう。

● お母さんの食べているものがおっぱいになりますので、和食を中心にしてください。ご飯や根菜類を多く摂るといいようです。

● 乳製品、ケーキ、チョコレートはなるべく食べないようにしてください。油物がつづいたり、甘いものを食べ過ぎたりすると、赤ちゃんの飲みが悪くなることがあります。

● 同じ物をつづけないで、きちんとよくかんで食べましょう。

● 飲み物も、砂糖の入った清涼飲料水は体を冷やして血液の流れを悪くしますので、なるべく避けてください。スポーツドリンクも同じです。
特におっぱいが張っている人は、気をつけましょう。

● のどが渇いたからといって、冷たいものをたくさん摂らないように心がけてください。

果汁・白湯
● 果汁や白湯はミルクで育てられている赤ちゃんが、違う味に慣れるために与えるようになったものです。

● 母乳はお母さんの血液ですから、お母さんの食事などによって味が変わります。

● 特に違う味を与えなくても、日々に味覚を鍛えていますので、無理に果汁や白湯を与える必要はありません。
嫌がらなければ少しずつ飲ませてもかまいません。