メニュー

退院後の過ごし方 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

tel:047-488-0311

お産の知識

退院後の過ごし方

出産おめでとうございます。お産は長い育児のスタートでもあります。
最初から頑張らず、力を抜いて楽しい育児をはじめましょう。

退院後の過ごし方 担当:大谷 理恵

出血量

産後 胎盤がはがれた後の傷から出血や分泌物が出ます。これを悪露(おろ)といいます。悪路は次のように変化します。
お産直後~3日ぐらい 赤色  粘り気があり量が多い
産後 3~7日ぐらい 褐色  粘り気が減り、この頃から量が少なくなることが多い
産後 1週~4週目 茶褐色~黄色  だんだん量も減り、薄くなってくる

●あくまでも一般的な変化です。退院後動きすぎることによって、出血量が増えたり、
 塊(かたまり)が出ることがあります。

●出血が増えたら、無理せず休んでようすを見てください。出血の多い状態が何日も続いたり、
 悪臭がある悪露が出たり、腹痛が強くなる場合は連絡ください。

骨盤

産褥体操

●産後、1ヶ月は子宮や骨盤の戻る時期です。
 疲れを感じたときも無理をせず、体を休めるようにしてください。

●骨盤をきちんと戻すため産褥体操(さんじょくたいそう)
 行うと良いでしょう。詳しくはこちら
 育児に追われて時間がなければ、膝を立てて左右に倒すだけでも
 骨盤を閉める運動になります。

●思い出したときにやってみてください。

マタニティーブルー

●急激なホルモンの変化により、精神状態が不安定になりやすいです。急にわけもなく泣けて、
 悲しくなったり、落ち込んだりします。

●産後の一時的な変化なので心配ありません。

●ストレスを感じたらゆっくり休んでください。心配なことは自分だけでくよくよ考えず、
 誰かに相談しましょう。

お風呂について

●退院直後からシャワー欲はOKです。入浴は茶褐色のおりものになり、量も少なくなったら入っても結構です。

母乳保育

赤ちゃんが母乳になれ、順調に母乳保育ができるまでに3ヶ月ぐらいはかかります。
あせることなく、ゆっくりとおっぱいをあげてください。

ご注意

ここに書いてあることは一般的なことです。当たり前のことですが一人ひとりみんな違います。
特に母乳はお母さんだけが頑張っても、お子さんが飲んでくれなければ成立しないのです。
困ったこと、分からないことはお気軽におたずねください。

おっぱいが痛くなったり、乳首が切れたとき、急に38度以上の熱が出たときは、すぐに連絡してください。

痛み・張り

●おっぱい全体または一部が硬くなって、飲んでもらってもすっきりしないことがおこります。
 そんなときにはつまっている心配がありますので、すぐ相談してください。

●おっぱいがつくられる量が多くて硬くなっている場合は、乳房にシップをして冷やします。
 シップの作り方

●おっぱいは冷やしますが、腰から下は良く温めてください。
 血液の流れをよくすることによって、張りが取れてきます。

●乳首が切れたり、乳首に白い水ぶくれのようなものができているときも、すぐ相談してください。

お母さんの食事

●おっぱいはお母さんの血液です。血液が悪くなるとおっぱいの味が悪くなったり、おっぱいの出が悪くなります。

体を冷やす食品はなるべく避けるようにしましょう。

●お母さんの食べているものがおっぱいになりますので、和食を中心にしてください。
 ご飯や根菜類を多く摂るといいようです。

●乳製品、ケーキ、チョコレートはなるべく避けるようにしてください。
 油物がつづいたり、甘いものを食べ過ぎたりすると、赤ちゃんの飲みが悪くなることがあります。

きちんとよくかんで食べましょう。

●飲み物も、砂糖の入った清涼飲料水は体を冷やして血液の流れを悪くしますので、なるべく避けてください。
 スポーツドリンクも同じです。
 特におっぱいが張っている人は、気をつけましょう。

のどが渇いたからといって、冷たいものをたくさん摂らないように心がけてください。

キャベツシップ

冷蔵庫の中のキャベツの葉を1枚はがして、そのままおっぱいに当ててください。

  • キャベツシップの作り方
  • キャベツシップの作り方
  • キャベツシップの作り方

産褥体操

仰向けになって膝を上げ、手を胸のところに組んで、自分のお腹を見るように首を10回ぐらい上げる。

産褥体操

上記の姿勢のまま、膝を右、左と交互に倒す。

産褥体操