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2014年7月9日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

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私の出産記

2014年7月9日

公開日:2015年06月24日(水)

YMCを知ったきっかけは、インターネットです。
実は、今回の赤ちゃんの妊娠がわかる2か月前、初期の流産を経験しました。
心拍すら確認できなかったのですが、つわりが始まっており妊娠した感覚が身体でわかるようになっている頃だったので、流産してしまった時は、本当に悲しかったです。そしてその時は、近所のクリニックに行っていたのですが、毎回違う先生になることや流産すら機械的な対応で流され、すごく疑問を感じるきっかけになりました。
その後は、幸いにもすぐ赤ちゃんを授かることができ、その時から「もう病院まかせでなく、自分が主体的にとりくめるお産にしたい」という思いが強くなりました。そこで、なんとなく助産院なら自分の考えている姿に近いのではと思いインターネットでいろいろさがして、見つけたのがYMCでした。

健診では、食べ物のことや腹帯の巻き方、むくみの対応など、病院ではあまり教えてもらえない知恵を教えていただけたのがとても嬉しかったです。
そして何といっても、主人の立会い出産が理想のかたちでできたことがよかったなぁと思います。病院での出産をイメージしていた時は「立会いなんて本当に見てるだけならやらない方がマシだなぁ」くらいにしか考えていませんでした。ところが、YMCに通ううちに「何となく、ここなら立会いも心地よくできそうだ」と思うようになり、もともと主人も立会い希望だったため、ふたりで準備を始めました。
呼吸法の練習や痛みを逃すマッサージの練習、赤ちゃんが上手に出てこれるように会陰マッサージなども行いました。ここの雰囲気がよかったからこそ、そのような考えになれたんだなぁと思います。

予定は7月8日でしたが、お腹の赤ちゃんには「7月7日の七夕がいいよー」と話しかけていました。そして、前の健診では「子宮口が全然開いてない!」と言われたため、階段昇降をやってみたり、願かけで7月6日の夜に家で焼肉を食べたりしていました。すると7月7日の夜中、1時頃から痛みの波がはじまり、最初は前駆陣痛かな? と思っていたのですが、なかなかおさまらず、かといって定期的な間隔の波にもならず、そこからが長いお産の始まりでした。

結局、7日の夜に一度YMCに行ったものの、子宮口が開かず8日の朝に自宅に戻り待機。そして8日の夕方にまたYMCに戻り、9日の夜中3時頃に出産しました。陣痛こそ長かったものの、子宮口が開いてからは思ったより早く赤ちゃんが降りてきてくれて「あぁ、やっと会えるんだなあ」と安心しつつ「そういえばものすごくお腹空いたなー」なんて思っているうちにつるんと出てきてくれました。産まれる直前まで、どのような体勢が自分に合うのかわからなかったのですが、とっさに「よつんばいがいい!」と感じ、言ってみたところ、すぐに対応していただけて嬉しかったです。

出産前は、なるべく時間をかけずに産みたいなぁと思っていたのですが、武田先生が「赤ちゃんとお母さんの身体が合ってくるのに必要な時間だったんだよ。よく頑張ったね。」と言ってくれて、なんだかすごく納得してしまいました。私はわりと何でも効率よくやってしまいたくなるタイプなのですが、きっと子育てにこれから必要になる「待つ力」を赤ちゃんが教えてくれたのだと思います。
なんだか実家で産んだかのような安心感のある、楽しいお産の経験をすることができました。そして助産師さんという仕事は、とても大変だと思いますが、素晴らしく心強い存在だなぁと感動しました。人生の大切な時間を一緒に乗り越えていただき、本当にありがとうございました。