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2014年10月1日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

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私の出産記

2014年10月1日

公開日:2015年06月24日(水)

私がYMCでの出産を決めたのは33週に入ってからでした。33週まで仕事をして、産休に入った時、改めて長男の出産を振り返り「もうあんな出産はしたくない」と思いました。
長男の出産は、10分間隔の陣痛が来てから子宮口が開かなかったため、促進剤を使用したのですがなかなか開かず、体力を心配され途中から無痛分娩になり、麻酔が効き過ぎて力が入らず、結局、麻酔を切りやっと力が入り会陰切開、吸引分娩、というフルコースの医療処置を受けました。出産直後も麻酔の効かない部分まで縫合を受け、本当に苦しい思いをしました。
幸い元気な長男を出産しましたが、産後も粉ミルクを中心に与えられたり、母子同室がかなわなかったりと、意にそぐわない事が多い病院での出産となりました。次男を妊娠した時、なんとなくまた別の病院に通い始めて、仕事と長男の育児をしているうちに、あっという間に33週に入ってしまいました。職場の先輩に産休に入る前「良い出産をしてね」と言われた時「このまま病院で出産をして良い出産ができるのだろうか?」と思いました。
それまで健診に通い、医師の診察を受けるだけで助産師さんとの信頼関係を築けていなかったし、助産師さん達と関わる機会もなく、出産が近づいていました。そこで、以前から本や新聞などで興味を持っていた助産所での出産を考えました。長男の母乳育児の際、市の職員の方からYMCの話は聞いていたので、八千代市で助産院と言ったらこちらを考えました。
夫に助産院での出産を考えていることを相談するとすぐに同意してくれたので、すぐにこちらに電話しました。武田先生に話をすると「どーした?」から始まり、話を聞いて下さいました。33週だったため驚いてはいましたが、見学後、快く受け入れて下さいました。
助産院に通い始め、私の妊婦生活は激変しました。大好きなアイスをやめ、温かい飲み物、体が温まる食べ物で体を温め、靴下をはき、腹巻、腹帯を巻き、湯船につかり、毎日たくさんウォーキングをしました。そんな当たり前と思われる事かもしれませんが、私はどれもそれまでしていなかったのです。健診で武田先生にいろいろと質問したり、聞いて実践しました。
すると体調もすごく良くなったし、何よりも出産に前向きになれました。自分で努力することで「自分が良い出産をするんだ」という強い意識が持てました。母親学級にも参加し「赤ちゃんと一緒に頑張ろう!」という気持ちになりました。

9月30日午前7時30分に『おしるし』がありました。予定より1週間早かったのですが、その1週間前より不規則な強い張りがあり、『おしるし』を見て「いよいよか」と思いました。陣痛間隔を計って10分おきになった時、YMCに連絡しました。
痛みが強くなり6分間隔になるのを待つように指示を受けました。それまで、息子と遊んだり、散歩したり、家事をしたり、入院準備をしたり、買い物をしたり、階段の昇降をしたり、お風呂に入ったり、お昼寝をしたりして過ごしました。午後6時00分頃陣痛が6分間隔になったため来院するよう指示を受けました。来院後、部屋で陣痛が強くなり間隔が狭くなるまで夫に腰をさすってもらったり、呼吸の補助をしてもらい過ごしました。(1人目はずっと分娩台の上で仰臥位だったため、この時間も自由に体位がとれることや、夫に腰をさすってもらえることですごく楽に感じました)
夜中から大谷さんが来て下さり、陣痛に合わせて腰などを押したり、さすって下さりとても心強かったです。翌午前3時頃、分娩室に移動し、分娩台で楽な体位を探しながら陣痛が進みました。「ふー、ん」の呼吸は痛すぎて上手くできませんでしたが、先生たちにリードしてもらったり、上手くできた時はほめてもらってコツがつかめると、どんどん赤ちゃんが降りてくるのが分かりました。
4時40分頃、赤ちゃんの元気な産声が聞けて「あーやっと終わった」という安心感、赤ちゃんにやっと会えた感動、赤ちゃんへの感謝の気持ちで涙が止まりませんでした。生まれたての赤ちゃんを胸に乗せてもらい、赤ちゃんとの対面を喜びました。主人に臍の緒を切ってもらい「家族皆で出産を乗り切った」という気持ちになりました。(出てきた胎盤を見せてもらった事も貴重な経験でした)

産後すぐより母子同室できた事で、母乳育児もすぐに軌道に乗り、長男の時のように母乳で悩む事もありませんでした。また、会陰も長男の時よりかなり傷も浅く、産後とても楽でした。そのためか体力回復もよく、産後4日目の今、ぴんぴんしています。(これも長男の時では、考えられません)
このように今、今回の出産を振り返りYMCで出産できた事を本当に良かったと思っています。3人目の出産もこちらでまたお世話になりたいと思います。