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2014年8月9日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

tel:047-488-0311

私の出産記

2014年8月9日

公開日:2015年06月24日(水)

里帰り出産で近隣の産院を探していた時、どこも8月お盆の時期は定員オーバーと断られ続け、困っていたら親の知人の娘さんがこちらで以前にお世話になったと聞き、ダメもとで問い合わせたところ気さくに受け入れてくださったのがこちらでした。

そんなスタートだったので、お産に対する理想や考えも特になく「できれば薬や手術中心でなく自然に…」くらいの気持ちでした。妊娠中も体調に問題なく、産休で里帰りした7月中旬頃から足がパンパンにむくんで象の足になってしまいました。お腹も大きく苦しくなって夜眠りが浅く「これが妊娠の苦労か…」くらいに軽く考えていたら、先生が温浴用のバスソルトやお灸を用意してくださったり、いろいろアドバイスをしてくださいました。

8月15日の予定でしたが、8月4日夜頃から腰がガクンと痛くなり、まるでギックリ腰のように…。それと同じ頃に鈍い生理痛のような痛みが定期的に始まり「これが陣痛?」とドキドキ。翌々日夜には、10分おきくらいになって痛みも増してきたので、先生に電話。ひとまず診て頂いたら、まだ全然子宮が開いていない状態。帰宅しもう1日過ごしているうちに、7分おきくらいに。とにかく痛くて、もう一度診て頂いた時、赤ちゃんの心音が時々弱くなるので、みらいウィメンズで念のため診察してもらいました。
無事、問題なしで一旦帰宅。もしかしたらあと1~2日かもとのことで、ダンナさんが翌日仕事を休んでかけつけてくれました。

8日(金)陣痛で腰がガンガンに痛く10分ごとに叫ぶ私を見て、もらい陣痛?(笑)でダンナさんまで謎の腰痛に。その日の深夜、どんどん痛くなる陣痛と短くなる間隔に、ダンナさんも弟も覚悟を決めて、深夜1時頃でしたが先生に電話してくれました。
昼夜問わず、何度も受け入れて下さり、どうもありがとうございました。
2時頃から分娩室のベッドを借りて「フーウン、フーウン」といきむこと数時間。先生に呼吸法を聞いてからは、痛みを受け止められるようになり、ただ痛くて叫んでいた時と全然気持ち的にも違いました。2時の時点で2~3センチだった子宮口が朝には6センチくらいになり、先生にも「よくやったね!」と褒めて頂けたので、やっとお産に向かっているんだと実感がわきました。そこからダンナさんと弟がとにかく頑張ってくれて、ずっと腰をさすり、声をかけ、まるで助産師の先生のように立派に対応してくれました(笑)

いよいよ分娩の時、数日間の陣痛との戦いで足腰がガクガクで力が入らず、ガクガク震えて大変でした。今までと明らかに違う、グーッと重量感のある痛みがきて、私も自分で出したことがないような声量で叫び続けていました。特に立会い出産を希望していたわけでもなく「その時間にダンナさんがいれば」くらいに考えていたのにまさかの陣痛から出産まで全てに関わることになったダンナさん、ありがとうございました!
出産の時もガクガクの足を持ち上げ、胎盤が出るのも見届け(笑)「すごい体験だった!」と後々になって興奮していました。出産した時は、やっと終わった安心感と疲れでもうろうとしていましたが嬉しくてダンナさんと「やったねー!」と泣いたことは覚えています。お腹にいた頃は「にょろちゃん」と呼んでいたので「にょろちゃん、ようこそ!」とたくさん話しかけられて嬉しかったです。

他の方の日記を読むと、こうやってお産できること自体が素晴らしくて、貴重なことだというのがよくわかりました。
赤ちゃんとの入院生活は、へろへろの体には正直きつく、腰もガクガクで「病院での入院の方が体にいいんじゃ!」と思うこともありましたが、母乳が出ず赤ちゃんに夜中ずっと泣かれ、それでも吸うことをやめない姿を見て「私がしっかりしなきゃ」と自覚できたのは、ここでの入院じゃないと体験できなかったと思います。体力面できついことも、赤ちゃんと自分が向き合うためにとても必要なことなんだと気づかされました。

自分の母の体調不良のことで退院後の生活に不安を感じていましたが、武田先生や他の先生方にも励まされとても救われました。気を楽にがんばります!